STORY ● エシカルハンガーがエシカルな訳 FSC®編
rik skog(リークスクーグ®)のエシカルハンガーは、エシカルな素材を使ってつくっている点と、なるべくゴミを出さないようにつくっている点の2点がエシカルなハンガーです。ここではその1点の素材についてお話します。
エシカルな素材とは?
まず、ハンガーの芯材となっているグレーの紙(以後チップボール)は、FSC認証されたものを使っています。私たちの身近なところでは、お菓子の箱などに使われているグレーの紙がチップボールです。エシカルハンガーに使われているチップボールは約3㎜の厚さがある硬くて丈夫なもので、FSC認証されています。
FSC認証は、木材を生産する世界の森林とその森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証するものです。森林の保全に配慮することはもちろん、地域社会の利益にかない、経済的にも持続可能な形で生産された木材に与えられます。このFSC認証された木材を使った紙を使うことで、世界の森林保全を間接的に応援することができます。
また、エシカルハンガーのカバー材は、カラーの紙と生成りの紙の2タイプあります。どちらもFSC認証された紙ですが、ここではカラーの紙のお話をします。
▼生成りの紙のお話は「エシカルな訳 バナナペーパー編」で
https://rik-skog.shop/news/5ec49f4634ef011fe4de4d56
エシカルハンガーのカラーは、ドイツの製紙メーカーGMUND(グムンド)社の紙を使っています。
この紙を選んだ理由は2点。FSC認証されたエシカルな紙である点と、鮮やかで美しい色合いであるという点です。本当は、日本製の紙を使いたかったのですが、日本には美しいカラーリングのエシカルな紙がとても少なくエシカルハンガーにフィットする色がありませんでした。
ドイツと言えば、環境意識の高い国としても知られていますが、グムンド社も環境のことを考えながら美しい紙を生み出している製紙メーカーです。1829年創業と歴史も長く、リサイクルやFSCはもちろん、消費電力の75%を水力と太陽光の自家発電でまかなっています。徹底した環境保護とサステナブル(持続可能)な紙を製造しています。グムンド社はドイツのバイエルン地方のテーガンゼー湖畔にあり、この立地もまた魅力的です(写真でしかみたことはありませんが…)。
ということで、エシカルハンガーは芯材もカバー材もFSC認証された紙を使っている点がエシカルな訳です。最近では、日本でも環境意識の高いメーカーの製品のパッケージなどにFSC認証された紙が使わることも少しずつ増えているのでご自身の身の回りのものも見てみてください。
FSC®C002340