STORY ● rik skog® のエシカルな商品づくりの基準
rik skog は、紙製品の総合メーカー㈱山櫻のセカンドブランドです。母体となる山櫻はお客様が「選択してもエシカル」「選択しなくてもエシカル」となることを目指し、2025年までに既製品の95%をエシカル対応製品とすることを目標に掲げています。
セカンドブランドであるrik skogも当然目指すべき目標であり軸となる方針ですが、rik skog は独自の調達基準も持っています。ここでは、その考え方と調達基準のお話をします。
まず、私たちrik skogは90年続く紙製品メーカーのセカンドブランドであるといつも意識しています。そして、紙製品メーカーとしてできることは何かと考えを巡らせた結果、rik skogは誕生しました。このことを知っていただくと、商品のラインナップやブランドの思いなども皆さまの腑に落ちるのかなぁと思っています。
脱プラスチックが注目される昨今、紙製のエシカルなハンガーから始まったrik skogですが、皆さまが既に使っているプラスチックハンガーを否定しているわけではありません。
増して、今あるものを捨ててrik skogの紙製ハンガー(エシカルハンガー)に変えることをおススメするわけでもありません。今あるものは大切に使っていただき、新しく購入する際には、より環境負荷が低くエシカルな紙を使ったrik skogの「エシカルハンガー」をおススメしています。
また、商品を通してお客様とともに廃棄・ごみ問題や海洋プラスチック問題などを始めとする環境問題に関心を寄せ、SDGsの目標達成に少しでも寄与することができればと考えています。その先には皆さまの笑顔があることも祈りながら。そんな考えや思いのもと設けている調達基準は次のようなものです。
① FSC®認証を取得した紙を使う。それ以外の紙は再生紙100%を使う。
② 箔押しや印刷などの加工で利用する材料(箔やインク)は環境負荷の低いものを使う。
③ 商品の製造過程で出る端材は、最大限活用・リサイクルはもちろん、
なるべく捨てる部分が少なくなるようデザインの段階から心を配る。
「エシカル・地球環境・人に正しい」という基準で様々な要件に照らし合わせていくと、100%正しいものとは?100%基準を満たすことは可能なんだろうか?という疑問にぶつかります。
残念ながら、あっちが立てばこっちが立たずというのが現実です。rik skogのモノづくりでもそうです。
そんな時は、紙製品メーカーである私たちにできることは?紙製品メーカーとしてやるべきことは?という自分たちの生業としてきたことに立ち返っています。立ち返ったときに、更にわかりやすくするための具体的な基準の①~③を設けて、rik skogは商品づくりをしています。
また「エシカル」というキーワードが当社の方針になって以来、紙製品業界以外の方々との出会いも生まれています。
その出会いとご縁から生まれたのがエシカルバッグですが、これは紙製品ではありません。紙製品ではありませんが、基準を布に置き換えて考えました。①のFSC認証をGOTS認証に、②縫製用の糸もGOTS認証を取得した糸、③の余りの布の有効活用という部分も同じです。エシカルバッグは、思いに基づいた基準があることで生まれた商品ともいえるかもしれません。
このように紙製品メーカーとして設けた基準ですが、これからも私たちができることは何か、やるべきことは何かと問い続け、私たちも学びながら「エシカル」な商品を皆さまにお届けできるよう、皆さまの笑顔に出会えるよう、歩んでいきたと思います。